元恋人の甘い痛み【完】

雷牙と過ごすのは楽しい。


冗談を言ったり仕事の話をしてくれたり世間の話をしてくれたりして、何度一緒に過ごしても飽きない。


だけど、私は恋人に対して執着心が芽生えたり独占欲が芽生えたりしてしまう。


そんな私に雷牙は合うのだろうか。


きっとまた擦れ違う日が来る気がする。


今はこうしてただのセフレ的な存在だからうまく行ってるだけで、恋人となると話は別なような気がする。


「身体が冷えたな。帰ったら一緒に風呂入るか」

「お断わりします」

「風呂ぐらいならいいだろーが」

「お風呂だけで済まないでしょ」

「…………」

「ほら、やっぱり」


雷牙の考えてる事なんてお見通しだわ。


私を甘くみてもダメよ。
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