元恋人の甘い痛み【完】
「先に上がってるわ」
二人を残しフロアに入りエレベーターに乗ると雷牙の部屋へと向かった。
私も男が居る身だし気に入った相手と離れるのは安易でない事くらい理解してる。
身体だけの関係なら尚更。互いに縛るものは何もないし、重たく感じる事も一つもない。それに相手は雷牙だもの。簡単に手離すとは思えない。
「雷牙も色々と大変なのね」
大変な思いをしてまで他の女と手をきる事を選んだ雷牙。
そうまでして私とよりを戻したいと思ってくれてるって事よね…。