元恋人の甘い痛み【完】

「…もう」

「お前も好きだろ?」

「…私は別に」

「ほう、身体に聞いた方が早いみてぇだな。覚悟しろ」


雷牙は私の唇を軽く舐めると軽々と抱き上げ、寝室へと連れられてしまった。


こうなってしまうと手に負えないし、雷牙の気が済むまで大人しくしているしかない。


今日くらいは仕方ないか。


私も雷牙に触れたいし、お互い様だわ。


雷牙と仲直り出来て良かった。


有難う。
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