元恋人の甘い痛み【完】
奥の部屋は寝室に和室に家族風呂まである。まるで住宅の様な造りに高級感を加えた感じの素敵な部屋。
上品だけど、落ちつきのある雰囲気に思わずほっと安堵出来る様な室内がまたいい。
「気に入ったか?」
「ええ、とても」
「因みにこの部屋はスイートはスイートでもジュオールホテル最高クラスの部屋だ」
「ええ、分かるわ。だって、テレビで見るスイートルームと雰囲気が違うもの。我が家みたいに落ち着く」
「敢えてそうした」
「雷牙がこの部屋を考えたの?」
天井にぶら下げられたシャンデリアを見ながら問い掛けた。