元恋人の甘い痛み【完】

「好みなのは顔と性格だけじゃないが。その身体付きも好みだが」

「…ちょっと。今、ジーンとなる事を言ってくれたのに、台無しじゃない」

「そうか?それも本音だ」

「雷牙の馬鹿」


そうやって包み隠さず素直に述べる所、好きだったりするのよ本当は。


「飯食ったら風呂入ろうな」

「入ろうなって何」

「そのままの意味だ」

「一緒になんて入らないわよ?」

「夜景が見える広い風呂を傍にして一人で入れとか酷だろーが」


雷牙は不服そうにじっと私を見つめた。
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