元恋人の甘い痛み【完】

そういう冗談を言って私の反応を窺う貴方がまた好き。


今の私はどんな雷牙でも好きだと思う。


私はきっと、雷牙に惹かれる運命だったんだと思う。


雷牙とどんな形で別れて再び再会したら、再会したからにはきっとまた惹かれる運命なのね。


「ねぇ、雷牙」

「何だ?」

「愛してる?」

「ああ、勿論愛してる」

「私も愛してる」


何度聞いても、何度言っても飽きない程、愛してるわ。


「可愛い事言いやがって」

「可愛くないわ」

「いいや、可愛い」

「可愛くない」

「可愛い」

「可愛くない!」

「そうやってムキんなる所がまた可愛い」


雷牙は耳元で囁くと、耳へとキスを落とした。
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