As Time Goes By ~僕等のかえりみち~
叱られたこともあり……
今度こそ私は、真剣に黒板へと向き合った。
…が、
森本〇オに似ている癒し系ボイスの先生の声に………
頬杖ついて、
ソレを子守唄のようにして……
私は眠りにおちていった。
…………。
ガタン!
ゴンっ……
「……いっ…たあ~い…。」
ハッと目を覚まし……
痛みが走ったおでこをおさえる。
「………うひゃっ…!」
その様子を……
至近距離でじっと見つめる男…
中道。
私の机に手をかけて……
何故か目の前でしゃがみこんでいる。
「…中道。今机揺らしたでしょ。さっきの仕返し?」
「………。」
返事は…
ない。
真顔だ。
「…何?」
恐る恐る……
もう一度問い掛ける。
「………ぷっ…、こいつヨダレ出てら。」
「……~!!」
「…なんてネ。うっそ~。」
周囲の笑いをいとも簡単にとってしまう。
「…も~、最低…。」
負け犬の遠吠えなどヤツは聞くわけもなく……
「…英語返してこねーと。」
急に立ち上がると、さっさと教室を出ていった。
人の恥を曝しておいて……。
ひどすぎる。
「…あんたいいよねぇ。」
入れ代わるかのようにして、親友で幼なじみの律が私の前の席に座った。
「…はい?気分は超最悪だけど……。」
「…ってかさ、中道。ヤケにあんたに構うじゃん?」
りっちゃんは……
チラリと隣りの席に目をやった。
「ことあるごとにからかうんだよね、あいつ。」
「ツッコミどころ満載だもんねぇ…、柚は。まあ私も悪かったよ、この度は。つい悪ノリして中道とタッグ組んじゃった。」
「…ひどいよ、ホント。」
「まあまあ、どっちにしても結果は同じだったようだし、気にすんな。しかし…、まあ、女子にやっかまれないように気をつけな?」
「…はい~?」
「かっこカワイイって人気あるんだから、中道。」
「………。どこが?」
今度こそ私は、真剣に黒板へと向き合った。
…が、
森本〇オに似ている癒し系ボイスの先生の声に………
頬杖ついて、
ソレを子守唄のようにして……
私は眠りにおちていった。
…………。
ガタン!
ゴンっ……
「……いっ…たあ~い…。」
ハッと目を覚まし……
痛みが走ったおでこをおさえる。
「………うひゃっ…!」
その様子を……
至近距離でじっと見つめる男…
中道。
私の机に手をかけて……
何故か目の前でしゃがみこんでいる。
「…中道。今机揺らしたでしょ。さっきの仕返し?」
「………。」
返事は…
ない。
真顔だ。
「…何?」
恐る恐る……
もう一度問い掛ける。
「………ぷっ…、こいつヨダレ出てら。」
「……~!!」
「…なんてネ。うっそ~。」
周囲の笑いをいとも簡単にとってしまう。
「…も~、最低…。」
負け犬の遠吠えなどヤツは聞くわけもなく……
「…英語返してこねーと。」
急に立ち上がると、さっさと教室を出ていった。
人の恥を曝しておいて……。
ひどすぎる。
「…あんたいいよねぇ。」
入れ代わるかのようにして、親友で幼なじみの律が私の前の席に座った。
「…はい?気分は超最悪だけど……。」
「…ってかさ、中道。ヤケにあんたに構うじゃん?」
りっちゃんは……
チラリと隣りの席に目をやった。
「ことあるごとにからかうんだよね、あいつ。」
「ツッコミどころ満載だもんねぇ…、柚は。まあ私も悪かったよ、この度は。つい悪ノリして中道とタッグ組んじゃった。」
「…ひどいよ、ホント。」
「まあまあ、どっちにしても結果は同じだったようだし、気にすんな。しかし…、まあ、女子にやっかまれないように気をつけな?」
「…はい~?」
「かっこカワイイって人気あるんだから、中道。」
「………。どこが?」