愛し
■逢いたいと願うなら
好きで好きで好きで、どうしようもなく逢いたい人がいるなら。


ましてやそれが、彦星や織姫のように一年に一度しか逢えないのだとしたら。


きっと、何が何でも、意地でも逢える方法を探して、叶える為に自分に出来るすべてのことを実行するんじゃないかな。


それが例えば僕だったら。


十二年間想い続けているあの子に逢えるというのなら。


足が棒になるくらい歩かなければならない場所に行かないと叶わないと言われても、ひたすらそこだけを目指して進んで行くと思う。


彦星だってそうであって欲しいんだ。
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