【完】プリンセス
愛未さんが、いまいち理解不能だったりする。
心菜からは、勿論大ブーイング。
暗いのも嫌いだもんなー。
でも、愛未さんとの毒舌バトルで負けた心菜。
すげぇ……。
心菜に勝つ愛未さんっ!
2人ずつペアで入る事になった。
のは、いい……。
でも、なんでっ?!
柏原と……心菜?
俺と沙耶?
普通、逆だろが?
「じゃあ、1番の人からどーぞっ」
愛未さんの進行で、生徒会のメンバーが入って行った。
4番が愛未さんと林。
5番が俺と沙耶。
6番が柏原と心菜。
「陽呂君、ごめんね、心菜さんじゃなくて……」
申し訳なさそうに言う沙耶。
「え? 沙耶が順番決めた訳じゃねーじゃん」
そう。
順番は、くじ引き。
だから、俺も文句は言えねぇー。
「あの、くじ引き……細工あったみたいだよ?」
「は? まじで?」
「うん。だけど……私は助かったかも」
寂しげな笑顔をみせる。
俺は、何かあったって直感した。
「どーした?」
「……壱人君ね? 好きな人居るみたいなの」
「え? 告白したの?」
さっきよりも、もっと寂しく笑った。
「それとなくね?
だけど……多分、好きな人居るってさ。
多分って何なんだろね?」
「そか……」
俺、お節介だったかもしんねーな。
沙耶、誘わなきゃ……そんな事も聞く事、なかったのに。
こんな寂しく笑沙耶を見て後悔した。
心菜からは、勿論大ブーイング。
暗いのも嫌いだもんなー。
でも、愛未さんとの毒舌バトルで負けた心菜。
すげぇ……。
心菜に勝つ愛未さんっ!
2人ずつペアで入る事になった。
のは、いい……。
でも、なんでっ?!
柏原と……心菜?
俺と沙耶?
普通、逆だろが?
「じゃあ、1番の人からどーぞっ」
愛未さんの進行で、生徒会のメンバーが入って行った。
4番が愛未さんと林。
5番が俺と沙耶。
6番が柏原と心菜。
「陽呂君、ごめんね、心菜さんじゃなくて……」
申し訳なさそうに言う沙耶。
「え? 沙耶が順番決めた訳じゃねーじゃん」
そう。
順番は、くじ引き。
だから、俺も文句は言えねぇー。
「あの、くじ引き……細工あったみたいだよ?」
「は? まじで?」
「うん。だけど……私は助かったかも」
寂しげな笑顔をみせる。
俺は、何かあったって直感した。
「どーした?」
「……壱人君ね? 好きな人居るみたいなの」
「え? 告白したの?」
さっきよりも、もっと寂しく笑った。
「それとなくね?
だけど……多分、好きな人居るってさ。
多分って何なんだろね?」
「そか……」
俺、お節介だったかもしんねーな。
沙耶、誘わなきゃ……そんな事も聞く事、なかったのに。
こんな寂しく笑沙耶を見て後悔した。