【完】プリンセス
担当の先生にも無事提出して、
生徒会室に戻って、
帰らずに待っててくれた皆にも安心して貰えて、
本当に良かった!
ただ……気になる事が一つ。
壱が……
生徒会長室に篭ったまま出て来ない。
片付けも終わって、帰る時間なのになぁ……。
せめて、声だけかけて帰ろう。
――トントン
「入るよ? 壱?」
静かに開けた扉から少し顔を覗かせると、いつもの豪華な椅子に座ってる。
私に気付いているのか……気付いていないのか……外を眺めたまま動かなかった。
「壱ー? どうしたの?」
何も言わない壱の正面に周り込んだ。
生徒会室に戻って、
帰らずに待っててくれた皆にも安心して貰えて、
本当に良かった!
ただ……気になる事が一つ。
壱が……
生徒会長室に篭ったまま出て来ない。
片付けも終わって、帰る時間なのになぁ……。
せめて、声だけかけて帰ろう。
――トントン
「入るよ? 壱?」
静かに開けた扉から少し顔を覗かせると、いつもの豪華な椅子に座ってる。
私に気付いているのか……気付いていないのか……外を眺めたまま動かなかった。
「壱ー? どうしたの?」
何も言わない壱の正面に周り込んだ。