短い時の中で



「ばか!!///」

自分の顔が赤くなっていくのがわかる。


嬉しいけど恥ずかしいみたいな?




「さっさと中は入れ安心して帰れねぇじゃん」

「やだ!!新の後姿見てたいもん。」

「へ―俺の言う事が聞けないわけ?」

二っと笑った顔はさっきの笑い方ではなくなんか悪い事考えてますみたいな笑い方で何か嫌な予感がした。


「わかった。入ればいいんでしょ。」


「おう!じゃあな。」

家に入った途端母の声も無視して自分の部屋にかけ入り窓をあけた。



「し―ん―」

私は真っ暗な中に新の後ろ姿を見つけ叫んだ。

すると彼は振り返って少し驚いた顔をしたが、すぐに微笑み手を振った。




新の後ろ姿が見えなくなり窓を閉めた。



やばいし!!すっごくかっこいい♪

『~♪~~♪』

一人でにやけていると携帯の着信音がなり響いた。


ディスプレイには『新』の文字。急いで携帯に駆け寄り携帯を開くとメ―ルがきていた。




『またデ―ト行こうな!!』


少しのメッセ―ジだったけど私にはすごく嬉しかった。
< 49 / 72 >

この作品をシェア

pagetop