世界をあげる


晩ご飯の時間。

「ねえ、父さん、母さん。」

「ん?」

「俺って、捨て子なん?」

「…え。」

「…誰かに言われたの?」

「6年のボス。」

「…そう。」

「嘘やんな?俺は父さんと母さんと血繋がっとるやんな?」

「…。」

「なあ!なんか言うてよ!」

2人は黙り込んでしまった。

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