世界をあげる

「…ボスが言うてたことはほんとなん?」

「…ああ。」

幸平は静かに返事した。

「っ!嘘つき!俺は今まで父さんと母さんの子って思っとったのに!」

「利一がもう少し大きくなったら話そうと思っとった。」

「…もういい!」

「利一!」

利一は自分の部屋にこもった。

< 317 / 403 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop