灯火-ともしび-
* * *
「いやだから離せって…。」
「だってこんな祭りに一人とかさぁ。」
…だから、どうして…
「女の子なら他にもいるでしょーが!」
掴まないでほしい。暑苦しい。
「君がいいの。」
「知らないわよ!」
「そんなこと言わずにさぁ…。」
掴まれた腕にぐっと力が込められる。
咄嗟に反応する身体が叫んでいる。これは『やばい』と。
「離せって言ってんでしょ?」
「いーからいーからっ。」
力が強い。
…生物学を恨む。どうして男に勝てない身体にしたのよ、神様。
「風馬ー!!!」
助けてもらってばかりで不甲斐ないと思いつつ、私は助けてくれる人の名を呼んだ。
「いやだから離せって…。」
「だってこんな祭りに一人とかさぁ。」
…だから、どうして…
「女の子なら他にもいるでしょーが!」
掴まないでほしい。暑苦しい。
「君がいいの。」
「知らないわよ!」
「そんなこと言わずにさぁ…。」
掴まれた腕にぐっと力が込められる。
咄嗟に反応する身体が叫んでいる。これは『やばい』と。
「離せって言ってんでしょ?」
「いーからいーからっ。」
力が強い。
…生物学を恨む。どうして男に勝てない身体にしたのよ、神様。
「風馬ー!!!」
助けてもらってばかりで不甲斐ないと思いつつ、私は助けてくれる人の名を呼んだ。