夢日記
そしてあたしは外の天気を確認するため、窓に近づいた。


小雨。
けれど、雨雲が立ちこめているから、外は暗い。

視線を窓の外からはずすと、窓にはあたしの姿がはっきりと映って見えた。



……あれ?
あたしじゃ、ない。



窓に映っていたのは、前髪をまっすぐに揃え、長い黒髪を胸のあたりまでおろした、見たことのない少女だった。


ショートヘアを明るく染めたあたしとは、似ても似付かない。


その制服の名札には、



吉崎


そう書かれていた。
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