いじわるな君に恋をする



凌くんがこっちに気づいたか分かった百合は、逃げるように走っていってしまった



「百合!……凌くん、百合の気持ち考えてあげたことあるの!?」


「え…?」


「凌くんが本当に好きなのは誰!?」


「俺はっ…」




凌くんはそこまで言うと、口を閉ざしてしまった



「立木さんが好きなら、もう百合に思わせ振りなことしないで!百合が苦しいだけだよ!」




私は我を忘れて、凌くんに叫んでいた



「ストップ」



そんな私の頭に手を置いて言ったのは、やっぱり朔弥で



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