奇妙な関係 ~オスとワタシの奮闘記~
たまには嬉しい言葉の一つや二つ言ってくれてもいいじゃん。


なんてデリカシーのない奴。



「おいおい、なに怒ってんだよ」

「別に怒ってないよ」

「なんだよ面倒くせぇ奴だな。 怒ってんじゃ……」

「怒ってないって言ってるじゃん!!」



げっ……やってしまった……。


周りにいる見知らぬ人たちに怪訝そうな顔を向けられ、若い子達からはなにやらこそこそと言われている。


これじゃ私危ない人じゃん。



「なに一人で騒いでるのよ」

「何でもないよ……」



桃花からも大丈夫?みたいな顔を向けられる始末。


これも全部春ちゃんのせいだぁぁぁ!!


春ちゃんをキッと睨みつけ、プイッと顔を背けた。



「悪かった」

「何で謝ってるの? 私が怒ってる理由分かったわけ?」



今度は小声で周りの目を気にしながら口を開いた。


また変な目で見られたんじゃたまったもんじゃない。



「なんだよ、やっぱ怒ってんじゃん。 女ってよくわかんねぇな」



はい?


この反省の色ゼロな上とりあえず謝ればいいみたいな態度……。



「もう!! 少し黙っててよっっ!!」



気付けば大口開けて怒鳴っていた。





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