奇妙な関係 ~オスとワタシの奮闘記~
手を握られ、冷んやりとした感覚がした。
手を見るとダイヤのついた指輪が、左手の薬指にはめられていた。
「これ……」
「やっとプレゼント送れた。 あ、言っとくけど、オヤジにもらった金じゃなくて、自分でバイトして貯めてた金で買ったんだからな?」
そんなに大きくないダイヤ。
それでも眩しく光っているように見えた。
「サイズぴったり……」
「あんだけ一緒にいたら嫌でも指のサイズ覚えてるだろ」
「ありがとうっ」
振り返り、春ちゃんの胸に飛び込んだ。
ギュッと抱きつくと、更にギュッと抱き返してくれる。
温かい。
「文美、大好きだよ」
「私も大好き!!」
どのくらいの時間抱き合っていたか分からない。
幸せ過ぎて離れたくなかった。
その次の日、私たちは二人揃って見事に風を引いた。
手を見るとダイヤのついた指輪が、左手の薬指にはめられていた。
「これ……」
「やっとプレゼント送れた。 あ、言っとくけど、オヤジにもらった金じゃなくて、自分でバイトして貯めてた金で買ったんだからな?」
そんなに大きくないダイヤ。
それでも眩しく光っているように見えた。
「サイズぴったり……」
「あんだけ一緒にいたら嫌でも指のサイズ覚えてるだろ」
「ありがとうっ」
振り返り、春ちゃんの胸に飛び込んだ。
ギュッと抱きつくと、更にギュッと抱き返してくれる。
温かい。
「文美、大好きだよ」
「私も大好き!!」
どのくらいの時間抱き合っていたか分からない。
幸せ過ぎて離れたくなかった。
その次の日、私たちは二人揃って見事に風を引いた。