奇妙な関係 ~オスとワタシの奮闘記~
「何て断ったらいいと思う!?」

「断っちゃうの?広報部の男性は社内の女性から人気が高いのよ?」



そんな事知ったこっちゃない。


私からしてみれば迷惑極まりない事だ。


しかも何故金曜日?


花の金曜日に何が楽しくて雄とご飯に行かなきゃいけないのよ。


あれ?


今は花金って死語?



「都合が悪いって送ればいっか」

「せっかくだから行ってくればいいじゃない」

「私の雄嫌い知ってるでしょ」

「知ってるけど、いい加減どうにかしなさいよね」



桃花までお母さんたちみたいな事言わなくてもいいじゃん……。


私は子供みたいに唇を尖らせキーボードを打った。



「大切な友達が将来孤独死なんて嫌じゃないの」



私はキーボードを打つ手を止めた。



「桃花……ッッ!?」



突然肩を力強く掴まれ振り返ると、同じ受付の子が笑顔で立っていた。






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