奇妙な関係 ~オスとワタシの奮闘記~
笑顔が怖い……。



「な、何?」

「まさか本当に断るつもりじゃないよね?」



私たちの話聞いてたの!?



「ことわ……」

「みんなで行けばいいじゃん」

「……は?」

「一回でいいから広報部の人と飲み会がしたかったの!!鈴川さんの男嫌いは十分知ってるけどお願いっ!!」



手を合わせてまでお願いする事!?


飲み会って……余計面倒臭いじゃん。



「セッティングしてもいいけど、私は行かないからね」



今度はうるうるした目で見つめられてしまった。


次はいったい何なの!?



「鈴川さんが来なかったら、日下部さんセッティングしてくれないかもしれないじゃん……」

「そんな事ない……」

「あるのっ!!」



必死過ぎて怖い。


桃花は興味がないらしく、綺麗に座ってキーボードをカチャカチャ打っている。


いやいや桃花さん!!


助けてよっ!!






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