奇妙な関係 ~オスとワタシの奮闘記~
飲み会の後の土日は最悪だった。
電話を終えた桃香が急いで駆け付けてくれ、私は号泣してしまった。
そしてそのまま席に戻らず歩君の車に乗せてもらい家まで送ってもらった。
金曜日の夜から消えない自己嫌悪。
はぁー……。
また日下部さんに迷惑掛けちゃったよ。
今度はどうお礼すればいいの?
またお菓子?
「ちょっとお手洗いに行ってくるね」
「えぇ、行ってらっしゃい」
隣に座っている桃花に断りをいれ、私は受付カウンターを出てトイレに向かった。
「いいかげん元気出せよ」
ずっと私を慰めてくれている春ちゃんは、いつも以上にずっとそばに居てくれる。
いつからだろう。
春ちゃんの存在に安心する様になったのは。
「もう元気だよ。心配かけてごめんね」
「別に……心配なんてしてねぇよ。辛気くせぇのが嫌いなだけ」
嘘ばっかり。
言い方はいつも素っ気なかったり冷たかったりするけど、本当は優しいんだって私もう知ってるよ。
「何笑ってんだよ?」
「別にぃー?トイレの中までついて来ないでよねぇー」
「入るわけねぇだろ!!」
私は笑い声を押し殺しながらトイレのドアを開けた。
電話を終えた桃香が急いで駆け付けてくれ、私は号泣してしまった。
そしてそのまま席に戻らず歩君の車に乗せてもらい家まで送ってもらった。
金曜日の夜から消えない自己嫌悪。
はぁー……。
また日下部さんに迷惑掛けちゃったよ。
今度はどうお礼すればいいの?
またお菓子?
「ちょっとお手洗いに行ってくるね」
「えぇ、行ってらっしゃい」
隣に座っている桃花に断りをいれ、私は受付カウンターを出てトイレに向かった。
「いいかげん元気出せよ」
ずっと私を慰めてくれている春ちゃんは、いつも以上にずっとそばに居てくれる。
いつからだろう。
春ちゃんの存在に安心する様になったのは。
「もう元気だよ。心配かけてごめんね」
「別に……心配なんてしてねぇよ。辛気くせぇのが嫌いなだけ」
嘘ばっかり。
言い方はいつも素っ気なかったり冷たかったりするけど、本当は優しいんだって私もう知ってるよ。
「何笑ってんだよ?」
「別にぃー?トイレの中までついて来ないでよねぇー」
「入るわけねぇだろ!!」
私は笑い声を押し殺しながらトイレのドアを開けた。