超草食系彼氏
「太郎くん、今日は一緒に・・・「柚ちゃーん」」
帰れる?
そう聞こうとしたのに後ろからの声に邪魔された
「?」
振り向くとさっきカップケーキを
奪っていった男子がいた
「柚ちゃんっ!さっきのカップケーキ美味しかったよ
ありがとね~っ」
それだけいうと去っていった
柚ちゃん?さっきまで安藤さんじゃなかったっけ?
まぁ、そんな細かいことはどうでもいいんだけど
こんなへんてこりんな形でも、味は美味しかったらしいし
太郎くんにも安心して食べてもらえるっ!
「太郎くん、不味くはないみたいだからっ」
「・・・・・・」
「それでね、今日一緒に帰れる?」
カップケーキの心配もなくなったし
あたしはウキウキ気分で太郎くんに話す