『主夫』だって『恋』してますけど何か?
「う〜やっと帰れるぅ!」
着替えて、更衣室を出る。
「和樹お疲れ!
店の前に、高級タクシー
呼んどいたからよ♪」
カウンターからマスターが言った。
高級タクシー?
なんだそれ?
リムジンとか♪
ない、ない。
「遥先生もお疲れ様です!」
カウンターに座る遥先生にも
挨拶をした。
「・・・あっあの、あっまた明日!
・・・・・話を/////」
「・・・・?はい、また明日!」
遥先生、毎日遅くまでいて大丈夫かな?
よっぽどここ気に入ってんだな!
あっそういや、遥先生
仕事中に何か言いかけてたよな〜・・・
まっいっか!
そんな感じで高級タクシーを
期待しながら店を出た。
「か・ず・き・君♪」
「のわっ・・・・!?」
店を出たら、さっきまで店にいた
メヒョウ・・・・っぽい女性が
腕に巻き付いて来た。
「あの・・・・離して下さい。」
蘇るのはメヒョウ中川。
「ねぇ♪仕事終わったんでしょ〜
二人でどこか行きましょ。ね?」
メヒョウは胸を腕に押し付けながら
上目遣いで俺を見る。
胸は・・・・結構でかいな。
うん。
でも、もう誘惑には負けません!
「俺、結婚してますから。」
「知ってる〜♪マスターに聞いた〜」
知ってて誘ってんの!?
中川さんといい、この名前も
しらないメヒョウといい・・・・・
近頃、肉食系女子多発は本当らしい。