『主夫』だって『恋』してますけど何か?


「妻も子供も
待ってますから帰ります。」

メヒョウの誘惑をハッキリ断る。


「たまにはハメ外してもいいじゃん♪」

メヒョウは腕を通り越して
抱き着いてきた。



もぉぉ〜!


俺、男なんだって!!!





プップップッー・・・!!!

突然鳴り響いた車のクラクション。



あっそういや、高級タクシー・・・・・




「・・・・優さん!?」


店の右斜め前に停まる黒いBMW。



まさか・・・・・高級タクシーって
・・・・優さん?



「知り合い〜?」


驚きの余り固まっていると
抱き着いているメヒョウが聞いてきた。


「・・・いかなきゃ!」

慌ててメヒョウを引き離し
優さんの車に走っていく。



マスター・・・・・



あんたって人は・・・



なんていい人なんだぁぁぁ〜!!!!



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