『主夫』だって『恋』してますけど何か?
幼稚園バスが到着し、
遥先生が降りてきた。
挨拶をしている様だが、
遥先生の顔はいつもより赤い。
(あの先生も、
和樹の事好きなんだよな・・・・)
女の勘は鋭い。
遥先生も和樹を好きだと
最近感じていた。
ただ、今日はいつもとはまた違う
遥先生の態度と和樹の様子に
違和感を感じた優。
(・・・・また、ムカムカする。)
優はバスが発車する前に
ダイニングテーブルに戻った。
ガチャ・・・・
「マリン、また黙ったままに
なっちゃいました。
あれ、マリンの癖なんですかね?
多分、何かを一生懸命考えてる時は
黙っちゃうんですよ。」
部屋に戻って来た和樹が
楽しそうに言う。
「・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・優さん?」
黙ったまま新聞を読む優。
和樹はいつもの冷たい優だと思い
キッチンに戻り洗い物を始めた。