『主夫』だって『恋』してますけど何か?
(先生と何かあった・・・・・?)
洗い物をする和樹を
新聞越しに見る優。
今の和樹はいつもと全然変わらない。
「・・・・・優さん、どうかしましたか?」
和樹を観察していたら
目が合ってしまい直ぐに逸らした優。
和樹は優が自分を見ていた事に
驚いていた。
(・・・・・今日の私、どうかしてる。
和樹を気にするなんて。)
優はふたたび新聞に目を向けて
和樹の問いには答えなかった。
けれどもなかなか新聞に集中
出来ないでいる優。
バサッ・・・・
「・・・・優さん、もう仕事行くんですか?」
突然新聞を置き、無言で
鞄を持ってリビングを出ていく
優に慌てて和樹が洗い物をする
手を止めて聞いた。
「・・・・・・・・・・・・・」
ガチャン・・・
けれども無言のまま優は出ていった。
「・・・・・・・何なんだよ。」
残された和樹が珍しく
怒っていた事には、
話かけられても聞く耳を
持たずに出て行ってしまった
優が気付くはずもなかった。