『主夫』だって『恋』してますけど何か?


「高松、ここ解りにくいと
思うから、考え直して。」

「・・・解りました。」


そんな優の教育係になったのが藤堂。


同期の女子社員
全員から羨ましがられた。



初めの半年間は、ほとんど藤堂と
一緒にお客様の所へ回った。


打ち合わせも外周りの時の昼食も
残業の時も一緒。


藤堂はとても仕事が出来るので
優は学ぶ事が多かった。



(教育係が藤堂さんで良かった。)


純粋に尊敬していたし、
他の先輩について貰っている
同期の話しを聞いていても思う。



たった半年で優の同期は半分減った。



営業の厳しさや
先輩の厳しさ、頼りなさ。


がむしゃらに働いていたけど
仕事に馴れてきて不満が沢山募る頃。



(私、まだ仕事が嫌だとか
一度も思った事ないな。)


藤堂から指摘された箇所を
直しながら優は思った。



「じゃあ、明日頑張れよ。」

藤堂に訂正した資料に
OKを貰いかけられた言葉。


「はい。」

明日、優は初めて自分一人で
お客様を担当させてもらう。


(頑張らなくちゃ。)

自然と気合いもはいる。



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