『主夫』だって『恋』してますけど何か?


酔った意識の中で感じる温もり・・・


和樹は唇に優しいキスを落とすと
優のおでこから頬に数回
軽いキスをする。


(・・・・・肇以外とキスしちゃった。)


藤堂と全く違う和樹の
キスに思わずそう思った。



次第に首筋に落ちていく
そっと触れるだけのキス。


ゆっくり、ゆっくりと
優を気持ち良くさせる。


(・・・・・肇以外に抱かれるんだ。)

酔った意識の中で優は藤堂と
和樹をどうしても比べてしまう。


藤堂と対照的すぎる和樹の愛撫。



それは、数時間前に、藤堂と
終わりを迎えた事を優に実感させた。





(・・・・・・・和樹と寝ちゃった・・・・)

かなり酔っていて眠い筈なのに
行為が終わり、隣で眠る
和樹をボーッと眺める優。



和樹の寝顔はどこか
子供っぽくて可愛い。



(そういえば、和樹は何歳なんだろ。)


初めて和樹にバーで会った日には
20くらいと判断した優。


(年下は確実なのよね・・・・)

和樹を見つめ、そんな事を
考えていたら、いつの間にか
眠りについた。



和樹を見ていたら虚しさが
無くなっていたから。



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