『主夫』だって『恋』してますけど何か?


「ママ〜・・・マリン眠い。」

しばらくして、皆に
チヤホヤされていたマリンが
優さんの元へ駆け寄って来た。



もう・・・・23時だもんな。


いつもはとっくに寝てるし
明日は運動会だ。



「うん。帰ろうか。」

優さんがマリンを
抱っこしようとした時・・・


「・・・・俺に抱っこさせて。」


なっ・・・・・・


優さんの横からマリンを奪い
抱っこしたのは藤堂さん。



「・・・・・・・・・・・・・・」

急に知らない男に抱っこされた
マリンは黙って藤堂さんを見つめる。



まさかの・・・・・


本当の父親とマリンの2ショット。


しかも隣には優さん。



「・・・・ちょっとマリン返してよ。」

優さんが藤堂さんを睨む。


「マリンちゃん、可愛いな。」

藤堂さんは無視してマリンに微笑む。


「・・・・・・・・・・・・・・」

マリンは黙って藤堂さんを眺めたまま。



「うわ〜なんか、藤堂さんと
高松さんが並んでマリンちゃんと
いると完璧な美形夫婦ですね〜!!」


誰かが叫ぶ。


「本当だぁ♪写メとっとこ〜!」


「ん?・・・・何かマリンちゃんて
高松さんにも似てるけど
藤堂さんにも似てません?」


ヒソッ・・・・・
「ちょっとあんた・・・旦那・・・」



バッチリ聞こえてます。



「カイト・・・」

何だか虚しくなって
カイトを強く抱きしめた。



< 307 / 532 >

この作品をシェア

pagetop