『主夫』だって『恋』してますけど何か?
家に帰ってから、優さんは
書斎に入ったまま出てこない。
マリンとカイトは運動会に
疲れたのか眠ってしまった。
俺は片付けをして
優さんがいる書斎に行った。
コンコンッ・・・・
「優さん・・・・?
・・・・入りますね。」
優さんの返事はなさそうなので
勝手にドアを開けた。
書斎に入ると机に向かう優さんの姿。
俺を見ようともしない。
「・・・・優さん。
俺、何か気に障る事しましたか?」
優さんに近付きながら聞いた。
「・・・・先生から
受け取ってたのって何?」
優さんはパソコンを
眺めたまま聞いた。
あっ・・・・見てたんだ。
「・・・・マリンの忘れ物です。」
俺は嘘をついた。
わざわざ言う必要もないと思ったから。
「・・・・・・バーの最終日
和樹、朝に帰って来たんだよね?」
「・・・・・・はい。」
「・・・・・閉店までいて
先生と帰ったんでしょ?」
「・・・・・何でそれ・・・・・」
「・・・・さっき、マスターに
電話して聞いた。
うちを先生しか解らなかった
からお願いしたって。」