『主夫』だって『恋』してますけど何か?


「マリン・・・・
ちょっとだけ一人になるけど、
すぐママ帰って来ると思うから。
早く熱下がるといいな。」

俺はマリンが寝ている部屋に戻り
頭をなでてお別れする。



久しぶりに帰った家。


これ以上いたら、決心が鈍りそう。



でもマリンを一人に
なんてしたくない。



心配で、心配でしょうがない。



「・・・・なんで、マリンにら
俺の血が流れてないのかな。」

そう呟いて悲しくなった。



帰らなきゃ・・・・



何度もそう思いながらつい
色々やってしまった俺。



帰りたくない気持ちと帰らなきゃ
いけない気持ちで葛藤している。




「ダメダメ!帰るぞ!」

自分に言い聞かせる。





「・・・・・・・パパ〜・・・・?」

マリンを撫でていた手を離して
ベッドから立ち上がると
消えそうな声がした。



「・・・・・・・マリン」



やばい・・・・起きちゃった。



だから早く帰らなきゃ
いけなかったのに。



今更後悔する。




「・・・・・ママがいってたとおりだね〜・・・」


「ママが?」


優さんが何か言っての?


マリンは熱でぼうっとしてるのか
ゆっくり喋りながら目は
うっすらとしか開いていない。



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