『主夫』だって『恋』してますけど何か?
パタンッ・・・・バンッ!
「・・・・まずい!!
優さん帰ってきた!?」
玄関が開く音がして、リビングに
行く音が一階から聞こえた。
トトトトトッ・・・・・
今度は階段を駆け上がる
音が聞こえる。
どうしよう!??
逃げ場なし・・・・・
俺はあわてふためく。
「・・・・ここしかない」
パタン・・・・
俺は慌ててカイトを抱き抱え
クローゼットに隠れる・・・・・
クローゼットの中は真っ暗だ。
ガチャッ!
勢い良く部屋のドアが
開く音がした。
ドキドキドキドキ・・・・
あーやばい、やばいよ〜
「・・・・・・和樹?
いるんでしょ?」
「・・・・・・・・・・・・」
優さんの声が聞こえる。
バレバレかもしれないけど
・・・・沈黙を貫こう。
「・・・・・あう〜」
ヒソッ・・・・
「バッ・・・カイト!」
カイトが声を出すので慌てて
口を抑えたがもう遅い。
「・・・・・カイトもいるのね。」
優さんの足音は
クローゼットに近付く。
「・・・・ママぁ〜?ママ〜!」
優さんの声に気付き
暴れだすカイト。
ガラッ・・・・
控えめに開けられたクローゼット。
部屋の光りが一気に差し込む。
なぜか全部は開けない優さん。
俺から姿は見えない。
俺は暴れるカイトを下に下ろすと
開いた隙間からカイトは
ヨチヨチ歩きで出ていった。