『主夫』だって『恋』してますけど何か?
「・・・・・私、まだ男は信じれない。
和樹は肇を過大評価してるけど
私にとっては過去の
トラウマでしかない。
ねぇ肇となら私と
マリンは幸せになれるの?」
それは・・・・
優さんの言葉に何も言えない。
「・・・冗談じゃないわよ!」
ガラッ・・・!
「・・・・・・優さん。」
返事も出来ず目を閉じていたけど
クローゼットが突然開かれ
驚いた俺は目を開く。
目の前にはクリクリした
大きな瞳で俺を睨みつける
整った綺麗な顔。
グイッ・・・・
優さんは俺の胸倉を思い切り掴む。
身長がほとんど変わらない俺と優さん。
目線は同じ。
見下ろす訳でも
見下ろされる訳でもない。
「・・・・・・やっとあんただけは・・・・
和樹だけは信じようって思ったのに。」
俺を睨みつける優さんの瞳には
涙がたまっている。
やっぱり優さんは綺麗だな・・・・・
こんな状況でも脳裏を
掠めたのはそんな事。
俺は相当この人の事が好きらしい。