『主夫』だって『恋』してますけど何か?
<優Side>
「ねえ、肇となら私と
マリンは幸せになれる?の」
優は和樹に問う。
和樹は何も言わないが
クローゼットの中で
凄く悲しそうな顔をしている。
(マリンの父親は和樹なのに・・・)
和樹の様子が解らない優は
クローゼットを見つめながら思い出す。
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和樹がいなくなって4日目。
「・・・・マリン?
食べないの?」
マリンと二人のダイニングテーブル。
夕飯に買ってきたデパ地下の
ハンバーグを目の前に
マリンは俯いている。
「・・・・・マリン?」
優は席を立ちマリンに近づいた。
「・・・・・・パパのハンバーグがいい」
俯き呟いたマリンの言葉。
「・・・・これも美味しいよ?」
優は皿に綺麗に盛り付けた
ハンバーグとサラダを薦めた。
「・・・・ちがうもん!
パパはケチャップでマリンの
好きな絵かいてくれるもん!」
「・・・・今日はこの
ハンバーグで我慢して?」
「・・・・やだぁ!
パパのがいい!
・・・・パパとカイトといっしょがいい!」
「・・・・・・・・・・・・」
「パパぁ〜・・・・・・
どこいったの・・・・・
うぇ〜ん・・・・」
何も言えない優に、マリンは
とうとう泣き出した。