『主夫』だって『恋』してますけど何か?
「凄くいいイベントだと思いますよ。
百貨店って普段平日に気楽に
来ようとは思わないけど、
ここまで主婦層向けにされたら
無理しても行きたいって思います。
実際楽しいし。
しかも家庭で使う物ばかりだから、
無駄遣いじゃないとか思って
つい買っちゃいますよね。」
あぁ何主婦語っちゃってんの俺。
「へぇ。それは良かった。
これ、優の会社からの
アイデアだったんだよ。
実際今日が初日だけど、
平日なのにかなり集客出来てるしな。」
藤堂さんは周りを見渡す。
それからベンチから離れた場所で
チラチラこっちを見ていた
女性達に微笑む藤堂さん。
一気に黄色い声が響いた。
「・・・・しかも主婦って話し
好きだから、一気に口コミで
評判広がるし、日に日にもっと
人数増えますよ。」
黄色い声にちょっと
ムッとしながら言った。
「そうだね。それに期待して
2週間の期間設けたんだけど。
今のところ予想以上に好調。」
そっか。
藤堂さんと優さんの会社は全部
予想してイベントしてるんだもんな。
なんか凄いよな。
「最近、優と上手くいってるみたいだな。」
藤堂さんがカイトに
視線を変えて言った。
「・・・・まぁぼちぼち。」
というかかなり。
「うん。
優見てたら解る。」
「・・・優さん見てたら?」
あの基本ポーカーフェイスの
優さんだよ?