『主夫』だって『恋』してますけど何か?


「・・・・茜さん!」

声のした方を見ると、笑顔で
手を振る優さんの仕事仲間の茜さん。



「何やってんのこんな所で?」


「・・・いやちょっと。」


「あ〜や〜しぃ〜♪
カイトとわざわざ平日に
こんな街中まで買い物?」


「・・・はい!」


「手ぶらで?」


「いい物が無かったんです!」


「ふぅ〜ん。」

茜さんは信じてないみたいだ。


「まさか藤堂さんに会ってたの?」


ビクッ!

「いや・・・まさか・・・」

この人は感が鋭い。


「嘘が下手ねぇ和樹。
カイトが持ってる風船、
優達が藤堂さんの会社と
今やってるイベントのじゃん。」



・・・・そうだった。

藤堂さんを探している時に
イベント会場で子供に配られていた
風船をカイトは嬉しそうに
貰っていたのだ。



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