学校監禁ツアー
〈武藤 紫稀〉

倒れた奈津紀の体を抱き上げ、事務室前に寝かせる。

すぐに戻ってくるからな、と声をかけた。


そして、もういちど事務室のドアに手をかける。正直言って、すごく怖かったりする。

さっきの音はなんなのか…

まさか、ここに犯人が…?

それとも本当に幽霊の仕業なのだろうか…?

俺は事務室を手当たり次第に調べ始める。

ふと、金庫らしきダイヤル式の鍵のかかった箱に目がいった。

「なんだ…これ…?」

「1103…」

「っ!?」

どこからか、女の声が聞こえた。

「な、奈津紀か?」
もう声は聞こえない。

俺はすこし逡巡しながらも、『1103』とダイヤルを回した。

カチッ

鍵の開いた音がして、俺はすぐに箱を開ける。



そこには、書類とともに鍵が入っていた。

「…○○高校生徒さつがい、じけん…殺害?」





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