君と杯を交わそう ~契約婚から築く愛~
「いいんですか?」
「ああ。真澄の幸せには口を出さないつもりだったんだが、正社員じゃないなら、申し訳ないけど」
「いえ。気持ちは分かりますから。真澄がどれだけ愛されてきたのかも良く分かります」


そんなお父さんに本当のことなど言えるはずがなく、同棲での許可で良かったとそっと胸を撫で下ろす久仁彦だった。

~真澄&久仁彦side~
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