隣の彼女は・・・
席に着くとすぐに綺麗な女の子がお水を運んできた。


「駿くんこんにちは。」

と満面の笑み。


この人、俺の友達の姉さん。

大学生だけど高校生にしか見えない。


「やあ、かなえさんこんにちは。」

俺も取り合えず笑顔で親しげに挨拶。



どう~ゆう関係?って顔のさくら。


ちょっと嫉妬したかな?


でも

その後


「何にする?」


俺がメニューを見せても

なんか・・・

さくらがボーっと俺の指を見てる。


「じゃあ、私、駿くんのお勧めにする。」


メニューは見もせずさくらは言った。



「じゃあ、同じの二つで。」


かなえさんにニッコリ微笑んでオーダーしたのは、

これは戦略で

さくらの嫉妬心をあおるつもりだった。


けど



「・・・だよね。」


取り合えず何か話題を探してはしゃべった。


けど


「え?何だっけ?」



さくらは、全然聞いてなかった。




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