隣の彼女は・・・
ハッとなったさくら。


「えっ?ああ・・ごめん。」

「さくらさん、さっきから気分でも悪いんですか?」



うしろの二人が、シーンとなったのと

俺の声が大きくなったのとで・・・


「さくら?」


後の二人も気付いたようで・・・


ガタンと立ち上がる音


「さくら・・・どうしてここに?」


驚いてる男



誰だよ?


その男の向こうに・・・




修羅場か?




あり得ない展開になった。


「さくら・・・違うんだ。
これは・・・。」


「有也・・・カッコ悪いよ。
言い訳しないでよ。」


「さくら・・・。」


「さよなら。」




さくらはそう言って席を立った。


「さくらさん!」


俺が呼び止めても

さくらは振り返りもせずに

出て行ってしまった。


何がどうなってんだよ?



こんな展開ってあり?

置いてかれた・・・


しばし・・・呆然


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