あたしのイジワル執事様!?【続編更新中】
「何を想像したのか教えてくだされば、してあげますよ」


優也はあたしの髪にキスをした。


「なっ……!!」


たったそれだけのことなのに、あたしの心臓がバクバクと鳴り響く。


優也が微笑むと同時に、気づくと優也の顔が近づいてくる。


もしかして、キス!?


え、待って、なんで!?


「というのは、冗談です」


優也はそう言ってスッとあたしから離れた。


あたしは手離しかけた意識を取り戻して、優也を見る。


「そんな目をしないでくださいよ。本当にしますよ?」


優也は困ったように笑う。


「とりあえず、大人しく私にマッサージされてください」


あたしは何て言えばいいのか分からなくて、とりあえずうなずいた。


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