あたしのイジワル執事様!?【続編更新中】
【さやSide】


「僕は一目見たときから、さやの事が好きだったよ」


あたしは優也のその言葉を聞いて、なぜか混乱して体の力が抜けた気がした。


そして、溢れるように涙が出てくる。


「優也……、本当に?」


「ここまでしてウソはつかないよ。あぁ、泣いちゃったね?」


優也はふっと笑ってあたしに近づく。


「ほら、泣き止んで?泣き止まないと、その涙、舐めちゃうよ?」


そう言って優也は顔を近づけて、あたしの頬を舐めた。


「ひゃっ!?な、何すんのよっ!!」


「さやが泣き止まないのが悪いんだよ?」


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