あたしのイジワル執事様!?【続編更新中】


「みんな朝早くから呼び出してしまってすまない。実は今日の朝、差出人不明の脅迫状が届いた」


お義父様からのその言葉で一気に周囲がざわめいた。


そして、僕の胸もざわめく。


「内容はさやと優也の婚約を解消しなければ、さやに危害を加える、というものだ」


僕の予感は的中してしまった。


室内全体が不安の渦に包まれる。


中には、顔を青くする人や怒りにうち震えている人もいた。


さやはこの家で、アイドルのような存在だ。


そして、僕にとってかけがえのない大切な恋人。

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