あたしのイジワル執事様!?【続編更新中】
4.見えない不安
【優也Side】


朝早くから召集命令が下った。


お義父様が出張から帰ってすぐのことだ。


何があったのかと、僕の隣を歩く斎藤さんに尋ねる。


「さぁ、私にも分かりません。しかし、緊急なことは確かです。それに、さや様以外全員、というのも気になりますね」


僕は斎藤さんのその言葉にうなずく。


さや以外、ということはさやに知られてはいけないようなことなのだろうか?


周りを見ると、他の使用人達も慌ただしく会議室へ向かっている。


僕達もそれにならって会議室へ急いだ。


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