*憧れの先輩と同い年のアイツ*
キラキラした目でケーキの箱を見詰める美加に、由衣は言った。



「あーこれ?お見舞い行くって言ったら、竜也先輩が美加にって!愛されてんねー!」



(た、竜也先輩が…)



いきなり出た竜也の名前に戸惑いを隠せない。



『…う、うん…あ、あ、愛されてるかな!』


「何ドモってんのよιでも結構多くてさ。有志がいたらすげぇ喰うのにね!」


『あ…うん、す、す、すさまじいだろうね!』


「またドモったι言う事も何か変だよ?」



由衣は様子のおかしい美加を、心配そうに見詰める。



『ゆいーっ!!』



美加は由衣に抱き付き、大声で泣き始めた。


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