*憧れの先輩と同い年のアイツ*
電話を切って、ケーキの為にいれたコーヒーを飲みほした。


既にぬるくなったコーヒーは、やけに苦味が強く感じる。


全てが喉を通過した時、なんだかスッキリした気がした。




『明日は有志と、あさっては先輩と、この二日間で自分の気持ちに正直になるんだ』




美加はそう心に誓った。





―クリスマスイブ迄あと3日―
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