幼馴染と甘い夏【短編 】
プリプリして歩いていると、案の定、すぐに追いつかれる。
足の長さが違うんだから、当たり前なんだけど。
「嘘。怒るなって。…ちゃんと伝わってきたよ。」
ギュッと掴まれた手を握られる。
「…うん。」
そして二人、黄昏色に染まり始めた波打ち際を、手をつないで歩いたんだ。
小さなときに、家に帰りたくないと言って泣いてた翔ちゃんと、こうして手をつないで海辺を歩いたことを思い出したけれども、これは内緒。
「…ところで翔ちゃん。バイトは…?」
「・・・ま、どうにかなんだろ。」
****END****