キミとボクの部屋。


店に入ると、まだ早い時間帯だから

客はあまりいなかった。

夜のように流行りのR&Bではない、

もっとジャズのような曲がかかっていた。


やっぱり、いないか。

店内を一通り見渡して

もう帰ろうと思った。

その時、


「お兄さん」

と、声をかけられた。

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