紅の天使
リーヴスはリリアの行動に嬉しくなり、腕の力をよりいっそう強くした
ついでにオルティアの頬に頬擦りしたが、「気味悪い」と言われて軽くショックを受けていた
『リーヴス…苦しい』
「あ!!すまねぇιι」
慌てて離れるリーヴス
「そしてキモい」
「マジ!?( ̄□ ̄;)!!
…うぅぅ…リーヴス君撃沈↓↓↓」
「リーヴス、キモいって…」
『でも良いじゃない♪
楽しいもん』
「リリア…(/_;)」
『でも、きもいよ?』
「がーん(;□;)!!」
三角座りして重い空気を漂わせながら、シクシク言ってるリーヴス
そんなリーヴスを無視して、オルティアはリリアの方を向いた
「所でリリアちゃん
その翼何?」
リリアの背中にある紅の翼を撫でながら聞いてみた
するとシクシク言ってたリーヴスが顔をあげて目をキラつかせた
『ん?
邪魔でしたか?』
リリアがパチッと指を鳴らせば、翼は紅い光の粒子となって、リリアの手のひらに消えた
「別に邪魔じゃないけど…
気になってね」
『そうですか…
実は私、魔術士…だったと思います』