漆黒のタクティック 【1巻】
「確かに、そうかもな」
「あ、いや。でも、ジンとウリッドは僕に話しかけてきたよね?」
と、ジンが言った後、僕が言うと、
「ああ、実はさ、何か聞こえたんだよ。『“あいつ”に声をかけろ。そうすれば次の扉が開かれる』ってさ」
「え?誰かが?」
と、ジンが言った後、僕は言った。
「私も。『“あの子”に声をかければ、先が進むだろう』って」
と、アヤメが言った。
「どういうこと?どうして皆して?」
と、僕が言うと、校舎からチャイムが聞こえる。
「あ、ヤバい!早く次の授業へ行かないと!」
と、ウリッドが言う。